接骨院、整体院などをぐるっとまとめて治療院、と呼ぶことが多いですね。そしてその治療院は、所狭しとひしめき合っています。
場所によっては、数メートル歩いたら治療院、とコンビニ状態になっていることもあります。そんなに近い場所にあったら、当然狙うエリアは同じ。お客さんの奪い合いになってしまいます。
狙うはネット集客
治療院周辺のお客さんだけでは経営が厳しいな、となると、やはり狙うはインターネットでの集客になるのではないでしょうか。今や口コミもご近所さんのウワサ話ではなく、インターネットの掲示板などで得る時代です。ここで集客できれば、自分の治療院があるエリア以外からもお客さんが来てくれるようになります。
しかしここで注意。治療院をネット検索する人(治療院にとっては見込み客)は、悩みを抱えている人が多いということです。ただご近所で治療院を探しているだけの人ももちろんいますが、その中でもできる限り自分の悩みを解決してくれるところを選びたいのが人の心理です。
また、何でも対処します、というコンビニのようなところよりも、腰痛なら腰痛、肩こりなら肩こりに特化しています、というところの方が検索キーワードに当てはまりやすいのです。あなたの治療院の強みをまず探しましょう。あなたは何に自信がありますか?ここを明確にした方が、見込み客があなたの治療院を見つけてくれやすくなります。
ネット検索の現状をチェック
実際、インターネット検索で上位に上がって来る治療院をチェックしてみると、何かに特化しています。そして、それに惹かれてお客さんが集まって来るのです。例えば、どこに行っても治らなかった腰痛がここで治った、とあれば、整形外科などで見放され、手術が必要と言われて悩んでいる人は「それならちょっと行ってみようか」と思う訳です。
でも「どんなものでも治療します、肩こり腰痛なんでもござれ」とあっては、逆にうさんくさく見られてしまうのではないでしょうか。便利屋さん、何でも屋さんというのは確かにありがたい存在ですが、深刻な悩みや需要を抱えている人の心には響かないということを心得ておいた方がよいでしょう。
まずこれをやれ!
ですから、治療院の集客をインターネットで、と考えたらまずやるべきことは、あなたの治療院はどこに強みがあるのか、を分析してみることでしょう。もちろん、それ以外のこともできていいんです。逆に何かに特化させることにより「こんなことも対応していますか?」というような問い合わせが来るようになったりします。その際には「できますよ、対応しますよ」と言って受け入れればいい、それだけのことです。
そして次にやることは、あなたが集客をしたい見込み客が探しそうなキーワードを入れて、同じキーワードでどれだけの治療院がひっかかってくるかを探ることです。これが多ければ多いほど、見込み客は目移りして集客が難しくなります。ですから、あがってきた他の治療院のホームページに目を通し、そこにはない、自分だけの特徴を前面に押し出していく方法を考えましょう。
そしてひと工夫
そして、今設定したキーワード、例えば「東京 腰痛」にもう1つ加えられるようなことを探すのです。例えば駐車場あり、とかですよね。これは車で遠くから来る人には死活問題ですから、「駐車場があるならここにしょう」となるのです。このように、自分のところにあるメリットを全て並べてみて、それを前に出して集客用のホームページやブログを作ると、予想外に高い効果を発揮することがあります。
激戦区にいる治療院こそ、インターネットでの集客に目を向けるべきです。そこから口コミが広がって行けば、遠くからもあなたの治療を求めて、お客さんが大勢押し寄せるようになることでしょう。